​セミドライ ウェットスーツ

 表面はラバーかジャージ生地か?その判断どうしてる? 

​ウェットスーツは使用目的によって、より効果的な素材を選ぶ必要がある。

サーフィンのように何度も、あるいはたえず水に浸かっている状態ではジャージタイプの方がおすすめ。

逆にウインドサーフィンやSUPのように、つねにボードの上に立っている状態だとラバータイプが好まれる。

ラバータイプは水切れがよいため、気化熱で表面の熱が奪われにくい。

​ただひっかき傷に弱く、紫外線で劣化しやすいため、耐用年数は短くなる。

    デザイナーの開発コンセプト

 

気化熱で体温を奪われないように、上半身は水切れの良いラバー素材を採用した。
ラバー素材にはフラットスキン(ツルツルしてる)タイプとメッシュスキンタイプの2種類があるが、今回はメッシュタイプを使用している。
これには説明の必要があるため少し詳しく解説する。
ネオプレーンは100cm×200cm×1.0~2.5cm(メーカーにより規格は異なる)の箱に、もとになる原液をいれ発泡させて、ネオプレーンのかたまりを作るところからはじまる。
パックに入った豆腐をイメージしてもらえばわかるだろうか。
それを特殊なカッターでスライスしていく。 厚みが1.0cmの箱なら3mmのネオプレーンが3枚とれる計算だ。
そしてフラットラバーはネオプレーンのブロックの上面と下面のみで取れる。
2.5cmの厚みの箱なら3mmのネオプレーンが8枚取れるが、そのうち2枚がフラットラバーになる。
フラットラバーの利点はその伸縮性だろう。 その反面ひっかき傷に弱いという欠点もある。
そのためフラットラバーに強度を持たせるため、熱で型押ししてできたのがメッシュラバーだ。
当然型押しする分コストは上がる。よくネットで販売されてるウェットスーツ(クラッシックタイプ)はコストを抑えるためにあえてフラットスキンラバーを使用しているのだ。
GTスーツはコストアップでも耐久性を追求した。
下半身はあえてフルジャージにした。
波待ちの場合は、たえず水に浸かっているため着脱が楽なジャージの方が調子いい。
余談になるがウェットスーツの着脱について説明する。
ラバータイプのウェットスーツを着脱する場合、かなり注意が必要だ。
ラバー部分をつまむのは厳禁である。もしラバーを引っ張りたい場合は手全体で握るようにする。
つまむと親指1点に力がかかり、ラバーは簡単に裂けてしまう。
この点をふまえ、袖先にジャージ部分がある。ここを引っ張れば裂ける心配はない。 

 

​STYLE

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​HEAT MAX

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​裏地の起毛は速乾・保温素材のHEA MAX

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      デザイナーの開発コンセプト

日本製だと高価なセミドライスーツだが、GTスーツならここまでできるという気持ちで開発した自信作だ。 
伸縮性は日本製に劣ることのないクオリティーに仕上がっている。
日本のメーカーもこれには同感せざるおえないだろう。
決っして初心者を対象にしたわけではないが、まずはこのスーツから秋・冬に臨んでいただきたい。 
お財布に優しいことは、末永くサーフィンやマリンスポーツを楽しんでいただくことに必要なことだ。 
スーツの表面をジャージにしたことで、生地の劣化を防ぎ長い期間快適に着用いただけると思う。
(ラバー素材は紫外線で劣化する。) 
個人的には東北の海でもなければ、真冬も天気が良ければこれで十分と考えている。 
通常セミドライを謳(うた)う場合、簡易防水ファスナー(アクアシール)か、
ファスナーの内側にインナーバリアーを付けるか2通りがある。 
このスーツは後者のバリアータイプだ。
(日本製のスーツもこのタイプが増えている。) 
アクアシールよりファスナーの上げ下げが楽におこなえる。
これでも十分ファスナーからの浸水は抑えられる。(首のベルクロはきつく締めるように。) 

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