Q and A
ウェットスーツの種類・選び方など、分かりやすく説明いたします。
・QUESTION
フルスーツの袖先・足先にファスナーが付いているタイプと付いていないタイプがありますが、
何か理由があるのですか?
・ANSWER
ダイビング用のネオプレンは素材が硬めのため、着脱が楽なようにファスナーが付いているタイプが多いいです。
サーフィン用は素材が柔らかいため必要がないのと、ファスナーがボードにこすれるため敬遠されます。
・QUESTION
表面がジャージ素材とラバー素材がありますが、何を基準に選べばよいですか?
・ANSWER
耐久性を重視するならばジャージ素材、保温性を重視するならばラバー素材です。
紫外線でゴムの表面は劣化します。ジャージが張り合わせてあれば、紫外線の劣化を防げます。
ただジャージが水を吸い込むため、気化熱で熱が奪われます。
ラバータイプはその逆です。
紫外線による劣化ははやいですが、水切れが良いため気化熱で熱が奪われにくいです。
・QUESTION
ダイビング用のウェットスーツでサーフィンはできますか?
・ANSWER
できなくはないですが、腕が上がらず苦労しますね。
専用のウェットスーツを着用した方が、快適に楽しめます。
ただ浅瀬の素潜り程度であれば、サーフィン用のスーツでも問題ないでしょう。
・QUESTION
ウェットスーツを選ぶポイントを教えてください。
・ANSWER
まず何の目的かによって変わります。
ダイビングの場合、体の動きは大きくありません。
手を動かすことは少なく、足はなめらかな動き(フィンキック)しかしません。
それより海中に潜るため、海水がスーツ内に入り込んできます。
ウェットスーツがゆるかったりブカブカだとスーツと体の隙間に水の流れが生じ体温を奪われます。
ダイビング用は息苦しいくらい密着した方が良いです。
サーフィンはそこまでではありませんが、ドロフィンなどで絶えず水につかります。
好みにもよりますが、ピッタリしたスーツを好む人が多いです。
ウインドサーフィンやSUPなどは水につかることが少ないので、多少ゆるいスーツを好まれる方もいます。
・QUESTION
サーフィン用のウェットスーツは、トライアスロンでも代替できますか?
・ANSWER
できなくはありません。ただ勝つためのスーツにはなりえません。
ジーティースーツのトライアスロンスーツは山本化学のSCSで作られています。
表面を特殊加工し、水の流れを良くすることでスピードが伸びます。
山本化学のSCSは世界シェア90%です。ライバルに差をつけるには必要な素材といえるでしょう。